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【女性必見】プラセンタに副作用はある?プラセンタ接種後に起きやすい症状も併せて解説

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女性の美容・健康に嬉しい効果をもたらすことで有名なプラセンタ。「良い話には裏がある」と言われるように、「プラセンタに副作用はないの?」「妊娠中でも摂取できるの?」とプラセンタの摂取によるデメリットを気にする方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、国立健康・栄養研究所や厚生労働省など信頼できる機関の発表・見解をもとに、プラセンタ摂取後に起こり得る反応についてまとめました。具体例やその対処法も交えて解説していくので、ぜひ最後まで目を通していってください。

プラセンタに副作用はあるのか?それとも好転反応?

プラセンタを摂取することで本来の目的とは異なる症状が起こったとき、それを副作用もしくは好転反応と呼ぶことがあります。
最近は、プラセンタにまつわる副作用に関する多くの情報が飛び交っています。

しかし、副作用は必ずしもプラセンタが原因となって起こるわけではありません。
なぜなら、副作用として身体に何らかの症状が出る場合、原因として以下のようなケースが考えられるためです。

・プラセンタが持つ性質に反応
・プラセンタの摂取方法・使い方によって反応
・身体の体質によって反応
・プラセンタを摂取したときの身体の状態によって反応

プラセンタ摂取後に「強い眠気に襲われた」「肌荒れが起きてしまった」などの経験を持つ方は大勢いますが、上記の原因から、必ずしもプラセンタの成分そのものが原因ではないことを知っておきましょう。

また、副作用とは相反する反応として、好転反応があります。
好転反応とは、俗に「治したい症状が一度悪化してから改善方向へ進む症状」として知られています。

しかし、厚生労働省では好転反応と呼ばれる現象そのものに科学的根拠はないと呼びかけているため、好転反応を謳った商品には十分な注意が必要です。

国立健康・栄養研究所のデータベースによると、プラセンタの摂取によりアレルギー反応や薬剤性肝障害を起こした事例が報告されているようです。

また、厚生労働省発表の「国内副作用報告の状況(医薬部外品)」では、プラセンタを含有した化粧品の使用による症例が報告されています。

このように健康被害が0ではないことを知るとプラセンタの使用を躊躇してしまいがちですが、リスクを知ることは自分の身体を守るためにも欠かせません。

副作用のリスクを軽減するには、後でご紹介する「安心安全なプラセンタの選び方」を参考にしてみましょう。

プラセンタは確かな安全措置を取る薬事法のもと厳しく管理されているため、国内で取り扱われる製品の多くは高い安全性が認められています。

あらゆる健康食品に言えるように「自分に合わないと思ったら接種をやめること」を視野に入れ、迷った際は医師の判断を仰ぐなど、適切な行動をとることが何より大切です。

プラセンタには経口、注射(点滴)、美容液がある

安心してプラセンタを摂取していくためにも、まずは摂取方法とその特徴を知りましょう。
現在、国内で取り扱われるプラセンタを摂取するには、大きく分けて以下の3つの方法があります。

・経口摂取
サプリメントやドリンクなどの健康食品から摂取する方法です。
美容に優れたビタミンやアミノ酸など、一般的な食材にも含まれる成分の多くは身体の内側から吸収することができますが、胃液や腸液によって分解されてしまう成分(主に成長因子)もあります。

・注射(点滴)からの摂取
医療機関や美容クリニックで受ける方法です。
肝機能障害や更年期障害の改善を目的とする注射(点滴)のほか、美容を目的とするものもあります。
効果を得るには継続的に続けていく必要がありますが、身体の内側から直接プラセンタを摂取できるため、他の摂取方法に比べて最も効果が高いと言えるでしょう。

・化粧品などの美容液からの浸透
肌にプラセンタエキスを浸透させる方法です。
外的な摂取となるため他の摂取方法に比べて効果の実感には限りがありますが、化粧品(美容液)としては優れた効果を実感できることでも知られています。
化粧水や乳液、クリームなど販売される商品数が多く、価格帯にも大きな開きが見られます。

上記の摂取方法を効果の高い順番に見ていくと「注射(点滴)>経口>化粧品」となります。
効果が高いものほど身体に与える影響が大きいことから、注射(点滴)は、より副作用に注意していく必要があると言えます。

体内にプラセンタを直接投与する注射(点滴)についての理解を深め、安全・安心にプラセンタを摂取していきましょう。

プラセンタ注射・点滴に副作用があるって本当?

現在、厚生労働省が認可している2種類のプラセンタ注射「メルスモン」と「ラエンネック」は、長年の研究とその実績から、正しい投与法において重篤な副作用は報告されていません。

これは、プラセンタ注射に使われるヒトプラセンタが厳格な管理のもと取り扱われているためです。

ただし、未だ解明されていない部分が多いプラセンタは、副作用のリスクが0とは言い切れないのも事実です。

メルスモンを販売するメルスモン製薬株式会社、ラエンネックを販売する株式会社日本生物製剤では、副作用の可能性が0ではないことや、その取扱い・投与方法について以下のような注意を呼びかけています。

【メルスモン】
・アレルギー体質の患者へは慎重に投与すること
・副作用が出た場合は投与を中止し適切な処置を行うこと
・皮下注射のみに使用すること

【ラエンネック】
・アレルギー体質の患者へは慎重に投与すること
・肝機能障害が疑われる場合は投与を中止すること
・高齢者へは慎重に投与すること
・幼児や小児への投与については実績が少ないことから安全性が確率されていない
・過量投与については実績が少ないことから有用性や安全性が確立されていない
・皮下もしくは筋肉注射では同一部位に複数投与しないなど、組織・神経等への影響を避けるよう注意すること

国内で多く取り扱われるメルスモン・ラエンネックですが、現在では皮下注射・筋肉注射のみが投与法として認可されています。

医師・患者双方の合意を得て行う点滴や静脈注射もありますが、各製薬会社、日本胎盤臨床医学会では適切な投与法として認可していないので注意しましょう。

万が一、これらを守らず副作用が起きた場合は、医師の責任になる(希望者の責任にはならない)ことが日本胎盤臨床医学会からも注意喚起されています。

また、プラセンタ注射を受けて唯一確証あるリスクとして挙げられるのが、「献血制限」です。
ヒト胎盤エキスを原料とするプラセンタ注射をした受けた人は、クロイツフェルトヤコブ病の感染症リスクを防ぐため、献血を制限されることが厚生労働省および日本赤十字社によって定められています。

妊娠中にプラセンタは控えたほうが良い?

妊娠中は身体への影響考えて食事や生活などあらゆる場面で神経を使います。
母子・胎児ともに安全と分かれば身体に良いものを積極的に摂取したい時期でもありますが、妊娠中のプラセンタ摂取については賛否両論があります。

健康食品によっては「妊娠中でも飲めます」と謳っているものもありますが、臨床試験登録システムUMIN-CTRによると、「妊婦または妊娠の可能性がある方」に対するプラセンタ(経口摂取)の安全性・有効性は確認されていません。

このようなことから、妊娠中のプラセンタ摂取による副作用のリスクは0とは言い切れないのが現状です。
摂取することで良い効果を得られる可能性も十分に考えられますが、摂取には医師との相談を交えるなど、慎重な選択が必要と言えます。

プラセンタを摂取すると子宮筋腫になるって本当?

「プラセンタの摂取で子宮筋腫になる」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
この情報だけを聞くとプラセンタに対する不安も大きくなりがちですが、まずは子宮筋腫についての正しい知識を深めて、プラセンタに対する考え方を見直してみましょう。

子宮筋腫とは、女性ホルモンの増加により子宮内の細胞が増殖してできる良性の腫瘍をいいます。
サイズは豆粒大から10cmを超えるものまでさまざまですが、悪性腫瘍(ガン)とは異なり転移せず安全性が高いことから、子宮筋腫そのものが命にかかわる危険性を持つわけではありません。

子宮筋腫の症状としては、以下のようなものが挙げられます。

・月経量の増加
・月経期間が長引く
・月経痛がひどくなる
・腰痛がひどくなる
・塊を含む経血が出る
・頻尿
・下腹部の張りやしびれ
・貧血や動悸、息切れ

また、子宮筋腫ができる部位には「筋層内筋腫」「漿膜下(しょうまくか)筋腫」「粘膜下筋腫」の3種類があり、いずれも症状の出方が異なります。
これらは女性ホルモン(主にエストロゲン)の分泌によって大きくなることが確認されていますが、確かな原因は未だ解明されていません。

治療法や予防法については、薬剤治療・手術が一般的です。
薬剤治療では女性ホルモンへ働きかけることで筋腫の縮小を誘発しますが、治療を継続できる期間や効果の現れに限りがあることから、筋腫を根本から排除するのは難しいと言われています。

また、手術では筋腫の摘出もしくは子宮の摘出を行うのが一般的です。
しかし、再発のリスクや心身へのリスクを考えると、一概にどちらの手術が望ましいとは言い切れません。
このようなことから、子宮筋腫を根本から完治できる薬や治療法は未だ確率していないようです。

子宮筋腫の原因として挙げられる「女性ホルモン」は、プラセンタの摂取によっても影響を受ける部分です。

そのため、プラセンタの摂取によって女性ホルモンに何らかの作用があることを、巷では「子宮筋腫の原因になる」と誤った認識をしている可能性が高いでしょう。
反対に「プラセンタを摂取することで子宮筋腫を改善傾向へ導く」といった情報にも、医学的な根拠はありません。

ただし、プラセンタはホルモンバランスを整える効果を持つため、女性ホルモンの増加が原因でできる子宮筋腫に対して、何らかの効果を与えることは考えられるでしょう。

プラセンタを摂取することで変化が見られた場合は、医師に相談しながら慎重に経過観察していくことが大切です。

羊プラセンタ・馬プラセンタ・ヒトプラセンタに副作用はある?

プラセンタの種類について、その特徴を知りましょう!
代表的なプラセンタには以下のようなものがあります。

【羊プラセンタ】
感染症のリスクなどから、日本では取扱いに規制がありほとんど流通していないプラセンタです。
北米やヨーロッパなど海外では高い人気を得ていて、人間の身体に馴染みやすい特徴を持ちます。

【馬プラセンタ】
国内では流通量も多く、人気のプラセンタです。
馬プラセンタと並んで流通量が多いものに豚プラセンタがありますが、馬プラセンタには豚プラセンタの数百倍ものアミノ酸が含まれていると言われています。

また、国内で流通する馬プラセンタの原料は身元や環境が明確なサラブレッドが使用されている場合がほとんどです。
商品化された際の価格が高価な反面、高い安全性や効果を持っています。

【ヒトプラセンタ】
ヒトプラセンタは、医薬品として取り扱われ、豚や馬などの動物由来のもの以上に厳格な管理のもと製造・販売されています。

安全性や効果については動物由来のもの以上に高いことが研究から分かっていますが、それ故に摂取方法や副作用などのリスクに注意する必要があると言えます。
各プラセンタの中で最も高価で、摂取には専門の医療機関を利用する必要があります。

プラセンタの種類によって副作用の症状は大きく変わりませんが、摂取により考えられる副作用にはどのようなものがあるのでしょうか?
次の見出しで、実際に見ていきましょう!

○○の症状が出てきた!これってプラセンタの副作用?

「プラセンタの摂取により起きた」と言われやすい症状と、その対処法をまとめました。

プラセンタの影響によるものか定かでないものも多く見られますが、いずれせよ正しい原因と対処法を知っておくことで、いざというときの助けになります!

体重が増えてきた(太ってきた)
想定される原因:
成長因子の増加による身体組織の密度UP、新陳代謝UPによる食欲の増加。

対処法:
向上した代謝機能を活かして適度な運動を取り入れる(ボディラインを整えたり、カロリーを消費するよう心がける)。

めまいがする
想定される原因:
自律神経やホルモンバランスの正常化作用による身体への変化。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する。

不眠になってきた/眠気が出てきた
想定される原因:
自律神経やホルモンバランスの正常化作用による身体への変化。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する。

湿疹が出てきた
想定される原因:
プラセンタに含まれるタンパク質に反応して一時的なアレルギー反応が出る場合がある。
特に、アトピー性皮膚炎の既往歴がある方は注意。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する

蕁麻疹(じんましん)が出てきた
想定される原因:
プラセンタに含まれるタンパク質に反応して一時的なアレルギー反応が出る場合がある。
特に、アトピー性皮膚炎の既往歴がある方は注意。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する

肌荒れが出てきた
想定される原因:
プラセンタに含まれるタンパク質に反応して一時的なアレルギー反応が出る場合がある。
また、肌の細胞生成に変化が起き、ターンオーバーが一時的に乱れることから肌荒れ・ニキビができる場合がある。
特に、生理前などで免疫が低下しているときは注意。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する。

ニキビ(吹き出物)が出てきた
想定される原因:
プラセンタに含まれるタンパク質に反応して一時的なアレルギー反応が出る場合がある。
また、肌の細胞生成に変化が起き、ターンオーバーが一時的に乱れることから肌荒れ・ニキビができる場合がある。特に、生理前などで免疫が低下しているときは注意。

対処法:
過剰な摂取を避け、症状が治まらない場合は使用を中断し医師に相談する。

腹痛がする
想定される原因:
女性ホルモンへの働きかけにより子宮の収縮が促されると痛みを伴う場合がある。
特に、子宮筋腫を患っている場合に痛みを感じやすい。

対処法:
摂取量の調整し、婦人科疾患の治療を行う。

吐き気がする
想定される原因:
自律神経・女性ホルモンへの働きかけにより一時的な不調が現れる場合がある。

対処法:
経口摂取の場合は摂取量を調節し不安があれば医師に相談する。注射による投与で異変を感じた場合は素早く医師の判断を仰ぐことが重要。

かゆみが止まらない
想定される原因:
プラセンタに含まれるタンパク質に反応して一時的なアレルギー反応が出る場合がある。
特に、アトピー性皮膚炎の既往歴がある方は注意。

対処法:
使用を中断し医師に相談する。

安心安全なプラセンタの選び方

副作用のリスクを軽減するためには、まずは自分の身体のアレルギー、プラセンタを使用するときの状態など、身体の情報を正しく把握することが大切です。

次に、どのパターンのプラセンタを使うのか、よく比較・検討しましょう。摂取方法によって効果やリスクはさまざまですから、目的に応じたものを選ぶのが基本となります。

使用開始後は身体に大きな影響を与えないよう少量から使い始め、少しでも違和感が出たら使用をやめるのがポイントです。

また、信頼できるサイト・医者を利用し、販売されている製品であれば原料の産地や製造過程を必ず確認しましょう。

様々な美容製品を販売しているフラコラでは、安心安全なプラセンタのみを取り扱っています。

興味のある方はぜひご利用ください。

まとめ

プラセンタには未だ解明されていない部分が多くありますが、身体へ嬉しい効果をもたらすことが長年の研究によって発見されています。しかし、使用には副作用などのリスクを十分理解して、自身の力で身体を守っていかなければいけません。

最後に、プラセンタの副作用についてまとめました。

・副作用のリスクは0ではないため、合わないと思ったときに使用を中止することが重要

・高い効果を得やすいプラセンタ注射は、厳格な管理下にあるため正しい投与なら副作用のリスクが少ない

・妊娠中の摂取は有効性や安全性が確認されていないため使用には注意が必要

・プラセンタが子宮筋腫を起こすことは考えにくく、何らかの効果は与えられるが治す根拠はない

・プラセンタの種類によって活用される方法と効果が異なる

・副作用は必ずしもプラセンタの摂取が原因とは限らない

・安全に使用するためには、自分の健康状態を詳しく知っておくことが何より大切

プラセンタが身体へ与える良い効果とそのリスクを知って、健康第一に過ごしていきましょう!

ライター名:しらたま
ECサイト運営の傍らライター業に徹する二足の草鞋女子。
美容をはじめ幅広いジャンルに対応しコラム記事を得意としている。 情報収集&アウトプットに絶対の自信があるが 昨日の朝食は忘れる犬より猫派のにわとり脳。

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