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プラセンタが女性ホルモンバランスの乱れを整える作用(効果)があるって本当?

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女性の心身の健康に大きく関わっているのが、エストロゲンとプロゲステロンの2つから成る女性ホルモンです。

しかし、女性の身体はとてもデリケートで、ストレスや生活習慣などでホルモンバランスはいとも簡単に乱れてしまうのです。

そして美容に効果があると人気の高いプラセンタが、ホルモンバランスを整えてくれる作用があることをご存知でしょうか?

そこで、プラセンタがホルモンバランスにどのように作用するのか、詳しくご紹介します。

ホルモンバランスの乱れとは

女性ホルモンは生理周期と関連し、エストロゲンとプロゲステロンが分泌されるサイクルが正常であるとホルモンバランスが整っているとされます。

エストロゲンは生理の終わりから次の排卵が起こるまで、プロゲステロンは排卵後から次の生理が始まるまでの期間に分泌されるのが正しいサイクルです。

そこで基礎体温を計測すると、エストロゲンとプロゲステロンがきちんと分泌されているか確認することが可能です。

基礎体温をグラフにして、エストロゲンが分泌される期間は体温が低く、プロゲステロンが分泌される期間は体温が高い「2層」になる状態こそがホルモンバランスが正常な証拠です。

しかし、女性ホルモンは次のことが原因で、そのサイクルが乱れたり分泌量が増減したりすることでホルモンバランスが乱れてしまいます。

・ストレス
・睡眠不足
・食事制限が極端なダイエット
・不規則な生活
・栄養バランスが偏った食生活
・やせすぎや極度の肥満
・加齢による卵巣機能の低下

なぜこれらが原因でホルモンバランスが乱れるのかというと、女性ホルモンは脳の視床下部から出される「指令」によって卵巣で分泌されるためです。

つまり、ストレスや不眠などは脳に負担をかけるため、卵巣へホルモン分泌を促す「指令」を出せなくなるのです。

ホルモンバランスの乱れが引き起こす症状

ホルモンバランスが乱れると、身体だけでなく精神的にも影響するさまざまな症状を引き起こす原因になります。

そこでホルモンバランスの乱れが原因で起こる、代表的な症状は次の5つがあります。

・生理不順
通常の生理周期は25~45日周期なのですが、ホルモンバランスが乱れるとその周期が崩れ、生理が早まったり生理が来なくなったりする生理不順が起こります。

そしてエストロゲンとプロゲステロンそれぞれの分泌が多い、または少ないことで次のような生理不順の症状があらわれることがあります。

・経血量が少なく生理周期が短い「頻発月経」
・経血量が極端に少なく2日以内で終わる「過少月経」
・8日以上の出血が続く「月経過多」
・妊娠していないのに生理が3か月以上来ない「無月経」

もしもこのような症状が見られる場合は基礎代謝を毎日計測し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌の状況を確認しましょう。

・月経前症候群(PMS)
生理前のプロゲステロンの分泌が多い期間である「黄体期」に限り、身体だけでなく精神的な症状があらわれる月経前症候群を引き起こします。

身体の症状…乳房の張りや痛み、頭痛、腰痛、肩こり、不眠、下痢や便秘など

精神的な症状…イライラ、集中力の低下、無気力、興奮しやすい、不安感など

月経前症候群はこの黄体期だけにあらわれるため、生理がはじまるとこれらの症状が一気に改善するのが特徴です。

・自律神経が乱れる
自律神経とは人間が生きるために必要な、血液の循環や呼吸を司る重要な働きのことです。

自律神経が乱れると、冷え性、めまい、疲れ、頭痛、不眠、動悸や息切れといった症状が起こります。

なぜ自律神経も乱れるのかというと、自律神経が指令を出すのは女性ホルモンと同じ視床下部であるためです。

つまり、自律神経と女性ホルモンは互いに影響し合う関係にあり、ホルモンバランスが乱れると自律神経も同様に乱れてしまうのです。

・更年期障害
40代後半以降になるとエストロゲンの分泌が減少し始め、ホルモンバランスがこれまでになく急激に乱れることで起こるのが更年期障害です。

また加齢による卵巣機能が低下することで、脳の指令を受けても卵巣でホルモンが分泌できなくなることも原因の1つです。

・肌荒れやニキビ
ニキビができる原因の1つが、皮脂の分泌を過剰にさせる働きを持つ「男性ホルモン」です。

加えて毛穴を詰まらせる働きも併せ持っているため、ニキビができる条件がすべて揃ってしまいます。

つまりホルモンバランスが乱れて女性ホルモンの分泌量が少なくなると、男性ホルモンの分泌量が増えて、ニキビができやすくなるのです。

プラセンタはホルモンバランスのどのような作用(効果)を持つのか

プラセンタとは、ヒトや動物(豚と馬が主流)の胎盤であり、アミノ酸やタンパク質、脂質に加え、ビタミンやミネラルなどの身体の働きを調節する成分が豊富に含まれています。

そこでプラセンタが特に注目されたのは、豊富な栄養素による美肌効果や、抗酸化作用によるアンチエイジングといった美容面の効果でしょう。

しかし、プラセンタが持つ力はそれだけにとどまらず、ホルモンバランスを整えてくれる働きも併せ持っているのです。

・ホルモン分泌調整作用
プラセンタにはホルモンの分泌を調整し、ホルモンバランスを正常に整えてくれる作用を持っています。

そのため、卵巣の機能が低下している方や、更年期障害の症状を緩和するために「プラセンタ療法」が確立されています。

また、同時に自律神経も調節する働きもあり、ホルモンバランスと自律神経の両方に作用することでさまざまな不調が緩和するのです。

・抗ストレス作用
プラセンタにはリラックス効果をもたらす副交感神経をより優位にする働きにより、ストレスを受けにくくする「抗ストレス作用」があります。

ストレスは、ホルモンバランスと自律神経を乱す、最大の原因といっても過言ではありません。

そんなストレスによる影響を軽減できるため、心身ともに健康でいられる力を与えてくれます。

・ダイエット効果
決まった食べ物しか食べなかったり、極端な食事制限をしたりすると、生理が止まってしまうという話をよく耳にすると思います。

それは急激な体重の増減や食べられないストレスによって、ホルモンバランスが乱れて生理に異常をきたすことが原因です。

プラセンタは、新陳代謝を活発にさせる働きがあり、無理な食事制限をしなくとも代謝によってやせやすくなる効果があるといわれています。

つまり、過度なダイエットをする必要がなくなり、健康的にやせられるのでホルモンバランスの乱れに効果的といえるのです。

・心身の疲労回復
プラセンタが持つ数ある成分の1つである「アミノ酸」は、肉体的な疲労を回復させるために最も効果的に働くといわれています。

また精神的ストレスで受ける疲労は、脳の視床下部からのホルモン分泌指令が出せなくなる原因です。

そこで、先にお伝えした「抗ストレス作用」が、ストレスによるホルモンバランスの乱れを改善することにつながります。

このように肉体と精神、両方の疲労を回復できるプラセンタは、ホルモンバランスに良い影響をもたらしてくれるのです。

まとめ

女性の身体にとって重要な役割を果たす女性ホルモンは、自分が思うよりも簡単に乱れてしまうものなのです。

そして、生理に関するトラブルだけでなく、全身の不調を起こしかねないため、ホルモンバランスを正常にさせるように意識することが大切です。

そんなホルモンバランスの改善に役立つプラセンタは、シミやシワ、たるみといった肌トラブルの改善にもつながります。

女性として生き生きと過ごすためにも、プラセンタを試してみることをおすすめします。

ライター名:mitsugu
オリジナルのメディアサイト運営者、兼新米Webライター。
分かりやすく読みやすい記事を読者様にお届けするため、日々勉強中です。

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