豆乳石鹸の本当の効果とは?ムダ毛に効果があるって本当?

女性は常に美への追求を欠かせない生態を持っています。その中でも特に「ムダ毛」に敏感なのではないでしょうか。
キレイに除毛しても、また生えてくるムダ毛。
処理をするごとに肌荒れやカミソリ負け、ケミカルな除毛グッズを使ってアレルギーを起こしてしまったという経験は誰しもが持っているはずです。
ここでは、美容に敏感な女性の多くが取り入れている「豆乳石鹸」をクローズアップし、ムダ毛に効果があるかどうかを検証してまいります。
豆乳石鹸とは
豆乳石鹸とは、一般的に石鹸をつくる過程の中で、豆乳もしくは豆乳の成分(抽出液)を混ぜ込んでつくり上げられたものです。
市販された商品もありますし、愛好者の中には自分で手作りする方も見受けられます。
石鹸は肌を清浄にする働きがあり、これに豆乳もしくは抽出された豆乳成分を加えることで、さまざまな美容効果を得られることが分かっています。
ただし、豆乳には「大豆たんぱく質」が含まれており、大豆アレルギーの方は使えません。
大豆たんぱく質を取り除いた抽出液を用いた豆乳石鹸でもパッチテストを行うなど対策を講じてからお使いください。
どんな成分が含まれているの?
豆乳石鹸が女性の間で支持されている理由に、二つの大きな成分が含まれていることにあります。
一つは「大豆イソフラボン」です。これは、女性ホルモンに近い成分であるとされており、美肌を作る効果があります。
肌のコラーゲンの生成を促し潤いのある肌をつくり上げてくれると期待できます。
二つ目は「サポニン」です。サポニンは抗酸化作用や免疫力向上を手助けする働きがあります。
酸化による肌の老化を抑制し、肌を丈夫にしてくれる働きが期待できます。
この二つの成分によって「アンチエイジング」が期待できるという理由が、人気の秘密です。
豆乳石鹸が持つ本当の効果とは
豆乳石鹸には、肌を清浄にするためというのが一番の目的と言えます。
なぜ、豆乳石鹸が爆発的な人気となり、ロングセラー品として多くの女性が利用しているのかというと、大豆の中に含まれる成分である「サポニン」や「大豆イソフラボン」の効果が得られるという理由にあるでしょう。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンに近い成分だと言われています。定期的に摂取することで、女性の体のバランスを整えていく効果があるとされています。
豆乳石鹸を使うことで得られる効果としては、先に記したアンチエイジングの他、肌の保水力を高めしっとりとした肌をつくり上げることが一番に挙げられます。
肌の汚れを落として、うるおい成分を与えるという美容系石鹸に欠かせない機能が備わっているととらえましょう。
毎日使うことで大豆イソフラボンの効果で肌が柔らかく変わっていくので、ヒビやアカギレ、乾燥肌のかゆみといった肌トラブルも少なくなります。
また、サポニンが「外部の刺激にも負けない丈夫な肌」を作りだしてくれます。
大豆イソフラボンの効果として、女性らしい身体へボディメイクをしてくれる効果があります。
バストアップや育毛もその効果の一つです。
豆腐や豆乳のほか、納豆といった大豆食品を積極的に食べるようにと言われるのはこういった観点もあるのでしょうね。
豆乳石鹸でムダ毛と抑毛に効果があるって本当?
豆乳石鹸を使うことで、ムダ毛の抑毛効果が得られるというウワサもあります。
結論からいえば、答えは「YES」です。
でも、先述「大豆イソフラボンは育毛にも効果がある」と記しましたので、矛盾が生じるのではないか?と思われることでしょう。
豆乳石鹸には肌を清浄にするという目的があり、豆乳石鹸自体に除毛・脱毛効果は全くありません。
では、なぜ「ムダ毛の抑毛効果があるのか」という点を検証していきましょう。
まずは「毛が生える仕組み」を紐といていきます。
毛の元々の役割は「身を守るため」「身体の温度調節」が挙げられます。
毛には汗を程良く蒸発させる機能もあるため、実は「ムダ毛」と言い切ることができません。
ただし、女性の場合身だしなみの面から除毛することが一般的ですね。
毛が「身を守る」メカニズムを考えます。肌の乾燥が強くなると皮膚が黒ずむということがあります。
これは乾燥による外界からの刺激を避けるために、メラニン色素が分泌された結果と言えます。
更に、黒ずんでいるところを中心に毛が生えてきたということはありませんか?
これは、乾燥によって肌のターンオーバーが崩れ、肌のバリアが壊れたことを受け、毛を生やして外界からの刺激物を肌に入れないようにするための防御反応です。
では、肌の乾燥を避けることで、黒ずみやムダ毛が限りなく抑えられると考えるのが自然です。
ここで登場するのが豆乳石鹸です。
先に記した豆乳石鹸の「免疫力向上効果」や「潤い効果」が功を奏します。
サポニンの効果で肌の調子を整え、外界からの刺激に強い肌に仕上げます。
また、大豆イソフラボンの効果で肌をしっとりさせる・ターンオーバー(肌代謝)の正常化を促し、健康な肌を保つということが叶います。
この肌をしっとりさせる・ターンオーバーの正常化を促す豆乳石鹸の効果が、結果的に抑毛へつながるのです。
もちろん、ムダ毛と呼ばれる毛は生えてきます。その毛は逐次除毛する必要があります。
ただし、肌の調子が良ければ「肌を守るため」のムダ毛は生えにくくなるので、除毛する間隔はぐんと開いていくことでしょう。
この仕組みがなかなか伝わりにくいので「豆乳石鹸の抑毛効果」が本当であることがなかなか伝わりにくいのです。
豆乳石鹸の作り方のレシピはこれ!
「自宅で豆乳石鹸を作りたい」という方もいらっしゃることでしょう。
豆乳石鹸作りには「苛性ソーダ」という劇薬指定の薬品が必要になります。
苛性ソーダは薬局・薬店で購入することができますが、身分証明書の提示と印鑑の押印が必要になります。
【準備するもの】
成分無調整豆乳:25ml (保存料などが含まれているため、調整豆乳は使えません)
水:60ml
苛性ソーダ:35g (必ず計量すること)
ホホバオイル・アーモンドオイルなど化粧用のオイル:250g
空きペットボトル:1本
2リットルサイズでお茶などが入っていたもの(熱に弱い炭酸飲料のペットボトルはNG)
牛乳パックやアクリル製のソープモールドなど
廃タオル・厚手の軍手・冷却用の水・ゴーグル・マスクなど
【作り方】
1:ペットボトルに水と豆乳を入れて混ぜる
2:ボトルの中に苛性ソーダを少しずつ入れて完全に溶かす
この時、化学反応により発熱とともに気体が発生する。
ゴーグルを付け軍手をはめて作業しましょう。
また、発生する気体を吸わないように注意してください。
キャップは閉めず、苛性ソーダはもちろん、液体を素手では触らないこと。
屋外など換気の良い場所での作業が望ましいです。
温度が高くなるので、水を入れたバケツにペットボトルの底を当てて冷却しながら作業をします。
3:オイルを注ぎ、苛性ソーダ水とオイルが混ざり合い、完全に乳化するまでペットボトルのキャップを閉めてから振り続ける(1時間近くの時間が必要)
「完全に乳化した」状態のタイミングは、ドロドロとした粘度の高い液体に変化し、液体の表面に書いた文字が残るような状態を指します。(絶対に素手で触らないよう注意しましょう)
4:③ででき上がったものを、側面を切った牛乳パックで作った型や石鹸用のソープモールドに流し込んで3~4日ほど乾燥させる。
この状態でもアルカリ性が強い状態なので、絶対に素手では触らない。
5:乾燥させた④を、ゴム手袋をはめた状態で切り分け、風通しの良い場所で1ヶ月間追加乾燥・熟成させる。1ヶ月後に完成です。
アルカリの成分は、この熟成工程で抜けていきます。埃がかぶらないように注意しましょう。
6:完成したものを使う時は、必ずパッチテストをしてから使いましょう。
※豆乳石鹸の作成は自己責任でお願いします。発生した事故等に関して、当サイトは一切関与いたしません。
まとめ
豆乳石鹸の「肌のチカラ」を向上させる効果で、抑毛効果を引き出すことが分かりました。
また家庭でも豆乳石鹸をつくることができるので、みなさんもお試しください。
なかなか家庭で石鹸をつくることができないと考える方でも、たくさんの市販品が販売されているので、好みを踏まえてお試ししてはいかがでしょうか。
ライター名:Rocca*apr6
WEBライター10年目。士業アシスタントのバイトもこなす主婦。
美容・ダイエットならお任せ!趣味は夫とロカボと楽器演奏