プラセンタが子宮筋腫を招く?そのウソ・ホントをお教えします!

プラセンタが美容業界で注目を浴びている昨今、水面下では驚くような噂が囁かれています。それは、“プラセンタが子宮筋腫や子宮がんを促進する”という情報。
「うまい話には裏がある」と昔から言われているように、なんだかウソかホントか判別しにくい情報ですよね。
ここでは、そんな噂の真実を解明していきます。不安な気持ちをこらえて、まずは噂のウソ・ホントをご自身の目で確かめてみましょう!
そもそも子宮筋腫、子宮がんとは?
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍を指します。
この腫瘍は、主にホルモンバランスの乱れによって起こりますが、放置して大きくなってしまう場合や、悪性腫瘍に変化してしまう場合などがあります。
良性の子宮筋腫が悪性に変化すると、それは“子宮がん”と呼ばれ、悪性腫瘍が出来ている位置に関わらず、子宮周辺にできた悪性腫瘍の総称として用いられます。
この子宮筋腫、子宮がんが発達してしまう原因としては、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌量が乱れることが挙げられます。一般的に、エストロゲンの分泌量が増えるほど子宮筋腫は促進されると言われています。
プラセンタが女性ホルモンに与える効果
では、プラセンタを摂取するとホルモンバランスはどのように変化するのでしょうか?
答えは、「ホルモンバランスを正常に保つよう促す」です。
具体的には、エストロゲン・プロゲステロンどちらかの分泌量が多くなった場合などに、過剰分泌されているホルモンを抑制し、分泌量を正常に戻そうとします。
このようなことから、冒頭で掲げた噂の真相は、
「プラセンタを摂取したことによりホルモンの分泌量が増える」という、誤った認識から生まれた噂だったのではないかと推測できます。
確かに、普段からホルモンの分泌が少ない方がプラセンタを摂取すると、分泌量がアップするかもしれません。しかし、それは2つのホルモンをバランス良く調整した結果に過ぎず、体のトラブルを招くような力技ではないと言えるので安心してくださいね。
プラセンタを取り入れた時に感じる違和感とは?
体内に取り入れたプラセンタがホルモンバランスに働きかけることで、普段は感じない変化が出る場合があります。
主な症状と挙げられるのが「胸の張りやチクチクとした痛み」ですが、これは前述の通りホルモンバランスが正しく調整されたことで起こる嬉しい変化なので安心してください。
この胸への変化は、月経時期に出やすい胸の張りとよく似ていますが、それもそのはず。月経時はホルモンバランスが大きく変化することで胸への刺激が現れます。
プラセンタの摂取でトラブルを招く危険性はほとんどないと安心できましたが、摂取する際は体の変化をよく観察しながら、過剰な摂取を避けてくださいね。
何事も、“~し過ぎ”は禁物です。
まとめ
プラセンタを取りすぎたからと言って、子宮筋腫や子宮がんを促進することは、現在確認されていません。
正しい情報で知識を深めて、心も体も健康的な毎日を過ごしていきましょう。
ライター名:しらたま
ECサイト運営の傍らライター業に徹する二足の草鞋女子。
美容をはじめ幅広いジャンルに対応しコラム記事を得意としている。 情報収集&アウトプットに絶対の自信があるが 昨日の朝食は忘れる犬より猫派のにわとり脳。