肌だけじゃない!プラセンタで歯周病を治せるって本当?

体のあらゆる部分に恩恵をもたらしてくれるプラセンタですが、近年では歯周病をはじめとした口内トラブルにもプラセンタ療法が取り入れられています。今回は、「お口の健康」にプラセンタがどのような働きをみせるのか、詳しくご紹介します!
女性に多い口内トラブルとその原因は?
歯科医で受診件数が多い口内トラブルには、以下のようなものがあります。
・虫歯
・歯周病
・破折(歯の割れやヒビ)
・歯ぎしり
この中でも、特に女性の発生件数が多いのが「歯周病」です。
歯周病は、細菌が歯周辺の組織を破壊することで起こるといわれ、「歯科の二大疾患」とも呼ばれているようです。実際に、厚生労働省が発表した全国の患者調査の概要では、※女性の歯周病患者数は男性の約1.4倍というデータがあります。
出典:厚生労働省「平成26年(2014)患者調査の概要」
※【「歯肉炎及び歯周疾患」男性約137万人、女性約194万人】の数値より算出
このように、女性に歯周病発生率が高いのは、歯周病菌と女性ホルモンが密接な関係にあることが原因と言われています。というのも、歯周病菌は女性ホルモンを好んで増殖することで知られ、さらには、歯周病菌が棲みつく歯間から女性ホルモンが分泌されるというのですから驚きです。
また、日々の生活習慣も歯周病と深く関わることで知られています。
中でも、お酒を好む方の場合、飲み方や量、種類を誤ると歯周病の発生率が4倍以上にも高まってしまうといわれています。
歯周病治療にプラセンタが注目される理由とは?
プラセンタは、豊富な栄養成分と抗炎症作用を持つことで知られています。そのため、細菌によって炎症を起こしやすい歯や口内は、プラセンタを摂取(または注射)することで健やかな環境を維持できるといわれています。
また、女性は喫煙や飲酒などの生活習慣、生理や妊娠・出産などの体質変化によりホルモンバランスを崩しやすい一面を持ちます。そういった中でプラセンタを摂取できると正常なホルモンバランスを維持しやすく、結果として口内を健康的な環境へ導きやすくなります。
ちなみに、プラセンタ療法を用いた歯科治療には以下のようなものがあります。
・歯周病(歯槽膿漏)の予防
・発生した歯周病の進行を阻止
・ストレスによる歯ぎしり(顎関節痛、口腔痛)の治療補助
・味覚低下
・口内炎、舌炎 など
プラセンタ療法の種類と副作用
歯科医でプラセンタ治療を受ける場合、主に以下のような方法を選択できます。
・プラセンタ注射
・プラセンタ錠剤
・プラセンタエキス配合のドリンク
気になる副作用については、大きな報告は確認されていないため安心してください。ただし、体質によっては注射部位に赤みや痒みが伴う場合もあります。その多くは1~2日ほどで自然消失するため心配ありませんが、気になる方は医師との相談を交えて治療方法をよく検討しましょう。
まとめ
美容業界で注目を集めているプラセンタですが、医療分野においてもプラセンタ療法が取り入れられているのはご存知の方も多いはず。
今回は、まだあまり知られていない「歯科治療におけるプラセンタの効果」をご紹介しました。女性に多いといわれる歯周病ですが、プラセンタをより有効的に活用できれば、口内トラブルに見舞われない健やかな毎日を送っていけるのではないでしょうか?
ライター名:しらたま
ECサイト運営の傍らライター業に徹する二足の草鞋女子。
美容をはじめ幅広いジャンルに対応しコラム記事を得意としている。 情報収集&アウトプットに絶対の自信があるが 昨日の朝食は忘れる犬より猫派のにわとり脳。