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顔のしわってなぜできるの?シワのメカニズムを知って予防しよう

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顔のシワは見た目年齢を引き上げる原因であり、女性であれば誰しもできて欲しくないと思うものですよね。

しかし顔のシワとは、一体どのような原因によって作られてしまうのでしょうか?

そこでシワができるメカニズムから予防法、できてしまったシワの改善方法までご紹介します。

シワができるメカニズム

まずシワには「乾燥ジワ」と「表情ジワ」、「紫外線ジワ」の3種類があり、それぞれ起こる原因とメカニズムが異なります。

・乾燥ジワ
乾燥ジワは肌の表皮に起こる浅くて小さいシワで、別名「ちりめんジワ」とも呼ばれます。

特に皮膚が薄い目尻や目の下にできやすいのが特徴で、小さいシワでも放置すると数が増えることで深いシワになります。

・表情ジワ
笑った時にできる目尻のシワやほうれい線など、顔で表情を表現するときにできるシワのことです。

10代や20代でも表情ジワはあるものですが、肌本来の弾力があるので表情を戻すと表情シワは消えます。

しかし加齢や紫外線によるダメージが加わると、表情ジワが跡になって消えずに残ってしまいます。

・紫外線ジワ
日光に含まれる紫外線により、肌のハリを支える土台の真皮層にあるコラーゲンが壊されることで起こるシワです。

コラーゲンは線維芽細胞で生成されたあとに酵素で分解される、そのバランスが同等に保たれることで肌のハリが生まれます。

しかし紫外線は線維芽細胞にダメージを与え、コラーゲンが生成できずにバランスが崩れ、肌を支えきれなくなってシワが発生するのです。

つまり表面にできる乾燥ジワと違って、肌の奥深くに起きたダメージが原因になるため、最も深く大きいシワになるという特徴があります。
顔のシワを取り、シワを伸ばす方法

まずシワを取る方法としてあげられるのは、日々の保湿をしっかり行い乾燥をさせないことです。

しかしスキンケアだけでなく、シワを伸ばして取る方法は顔のマッサージが効果的です。

そこで特にシワが起きやすい、目元とほうれい線のシワを伸ばすマッサージ方法をご紹介します。

目元のシワに効くマッサージ

目元の皮膚はとても薄くデリケートなので、なるべく肌を刺激しないようにマッサージクリームを使用します。

1.手のひらで温めたマッサージクリームを目の周りにやさしく伸ばす

2.こめかみを中指と薬指で軽く押しながら2回転させ、目の疲れを取る

3.親指と小指以外を眉間におき、眉頭からまぶたを通って円を描くようにマッサージする

これにより目の周りの血流が改善し、シワを伸ばすと同時に目の下のクマも改善します。

・ほうれい線に効く表情筋エクササイズ

顔の中で目尻のシワと同等に年齢を感じさせるのが、鼻の下から口元にかけてできるほうれい線です。

そんなほうれい線を改善させるために、「表情筋を鍛える」方法が広く知られてします。

しかし、手を使って肌を刺激する方法では、ほうれい線を消すどころかより深くさせる可能性があるという説があります。

なぜなら、肌を強く刺激することは摩擦になり、それが原因でたるみやシワが起こるため逆効果になるのです。

つまり、ほうれい線を改善するためには、肌に直接的な刺激を与えずに「表情筋だけを鍛える」ことがポイントです。

1.口角を限界と思う位置まで引き上げ、そのまま5秒キープ

2.その反対側も同様にする

たったこれだけの動きで表情筋が鍛えられ、ほうれい線を改善することが期待できます。

また、あごの骨がしっかりと見えるまで頬を引き上げると、より表情筋に効いて効果が高まります。

顔のシワの予防法

そこで、先ほどお伝えした3つのシワの種類別に、効果的な予防法をご紹介します。

・乾燥ジワの予防法
肌の角質層の奥までしっかりと保湿することを、毎日のスキンケアのベースにすることが大切です。

セラミドやヒアルロン酸といった、高い保湿効果を配合した化粧水や乳液などで肌にたっぷりとうるおいを与えましょう。

そして、特にシワを感じる部分にはパックやマスクなどを行い、重点的な保湿をするとより効果的です。

・表情ジワの予防法
表情ジワは単なる肌に付いた「折りたたみ跡」だけでなく、乾燥も表情ジワの原因の1つです。

肌の保湿をしっかりすることで肌の柔軟性を高めて、表情ジワが深くなることを予防できます。

また、眉間や目尻のシワなどは、普段から無意識にその表情をすることクセがある証拠です。

シワを起こす表情のクセをなるべくやらないように意識することも、表情ジワの予防法として効果的です。

・紫外線ジワの予防法
紫外線量は季節によって差がありますが、基本的に1年を通して降り注いでいます。

また、雨天や曇り空でも紫外線は出ているため、天気と季節に関係なく、1年を通して紫外線対策をすることが最も効果的な紫外線ジワ予防法です。

日焼け止めは外に出る場合はSPF50、ちょっとした外出などではSPF15~30くらいの物を選ぶことがポイントです。

そして、特に紫外線が強い春から夏ごろは、日焼け止めだけでなく日傘や帽子なども併用するとより良いでしょう。

また、紫外線ダメージは蓄積されることでシワとなって表面化するため、20代からの紫外線対策によってシワの発生を遅らせることも可能です。

顔のシワには、美容液やサプリメントは効果的?

できてしまった深いシワは、美容液やサプリメントで目立たなくすることができます。

その美容液やサプリメントを選ぶ基準は、シワに効果的な成分を含んでいるかどうかが重要です。

・美容液なら高い保湿成分が有効
シワの原因すべてに乾燥が大きく関わっているため、まずは肌のうるおいを取り戻すことがシワ改善の第一歩です。

つまり、コラーゲンを筆頭に、セラミド、プロテオグリカンといった、高い保湿効果を持つ成分が含まれていることが必須条件になります。

しかし、高い効果を求めるのであれば、ヒト型セラミドやプロテオグリカンを含んだ高価な美容液がよりシワに効果を発揮するでしょう。

また、有名化粧品メーカーが発売したシワ改善美容液が、これまでとは一線を画した成分が配合されて話題になりました。

これまで改善は難しいといわれていた深いシワにも効果があるといわれているので、深いシワに悩む方は試してみる価値はあるでしょう。

・サプリメントならプラセンタが最良
顔に直接塗る美容液と違い、体内に取り込むプラセンタは効果的な成分が異なります。

コラーゲンを体内に取り込むと肌に良いといわれていますが、体内でアミノ酸に分解された後にコラーゲンに再合成されます。

つまり、コラーゲンを取ってもすぐに肌に作用されないことに加え、顔の皮膚でコラーゲンとして再合成されるとは限らないのです。

そこでサプリメントでシワ改善を目指すのであれば、プラセンタが最も効果が期待できるといえるのです。

プラセンタとは、ヒトや動物の胎盤から抽出される成分で、10種類以上のアミノ酸やビタミン類、ミネラルといった成分が豊富に含まれています。

そして、シワの改善に最も効果を発揮するのは、肌の生まれ変わりを促進する「成長因子」です。

その成長因子が線維芽細胞を増やしてくれるため、コラーゲンやヒアルロン酸の増産につながります。

コラーゲンが切れていた土台が復活することで肌のハリが改善し、シワを目立たなくさせることが可能になるのです。

そして、成長因子を含んでいるプラセンタはヒトや動物だけなので、サプリメントを選ぶ際はプラセンタの原料をしっかり確認しましょう。

まとめ

シワができる原因についてまとめましたが、いかがでしたか?

シワができていない肌でも楽観視せず、日々のスキンケアを怠らないことが大切です。

しかし、シワができてしまった後でも、正しいケアをすれば目立たなくさせることはいくらでも可能です。

放置すると余計にシワは深くなり改善が難しくなるため、今すぐできる方法を実践して進行を食い止めるようにしましょう。

ライター名:mitsugu
オリジナルのメディアサイト運営者、兼新米Webライター。
分かりやすく読みやすい記事を読者様にお届けするため、日々勉強中です。

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