子ども時代とはまったく違う!大人ニキビのケア方法

8思春期時代に大量のニキビに悩まされた、という人も多いのではないでしょうか。
しかし大人になったからといって、ニキビの悩みから解放されるわけではありません。
大人を悩ます「大人ニキビ」の原因と、その治し方について見ていきましょう。
大人になってもニキビができてしまう原因って?
思春期の頃のニキビというのは、新陳代謝が活発で油分がたくさん出てしまうことでよく発生します。
しかし大人ニキビの場合は、新陳代謝が衰えて古い角質が残ってしまったり、肌にぱさつきが起きたりしてしまうことでできるようになります。
古くなったのに剥がれ落ちずにとどまってしまっている角質や、乾いて固くなってしまった角質が毛穴を防ぎ、正常な皮脂の分泌を妨げます。また、肌に残ってしまった化粧品が毛穴を塞ぐこともあります。
皮脂は、ニキビの原因となるアクネ菌の大好物。これをエサにアクネ菌がどんどん増殖していきます。
さらに「ストレス」によってホルモンバランスが崩れることもあります。子どもの頃にはあまり見られなかったこれらの原因で、大人ニキビができてしまうのです。
自宅でできる大人ニキビの治し方のポイント
では、大人ニキビはどのようにして治していけばよいのでしょうか。
「大人になってからのニキビはなかなか治らない」と言われてしまいますが、ホームケアでも改善します。
まず、肌にこれ以上刺激を与えないように、肌に優しい洗顔剤を使うこと。洗顔力が強すぎる洗顔剤やメイク落としは肌を乾燥に導くため、ミルクタイプの洗顔剤などが望ましいです。保湿ケアもしっかりと行います。
ライフスタイルも見直します。バランスのよい食事と良質な睡眠は、肌の修復に役立ちます。可能ならば、ストレス源から離れるようにします。
治らない大人ニキビは放置せず、専門医に相談がオススメな訳
治らない大人ニキビは、専門医に相談に行ってください。薬や美容液を処方してくれることもありますし、原因が何かということも教えてくれます。
また、エステサロンなどではできない「ケミカルピーリング」も可能です。
これは、古い角質を除去し、毛穴の詰まりを解消するというもの。
ニキビの治療だけでなく、顔色を明るくする効果や、顔を艶やかにする効果も得られます。
イオン導入により、薬を的確に肌に浸透させるというプランを扱っているクリニックもあります。受診するべき科は、皮膚科や美容外科などがよいでしょう。
まとめ
大人ニキビは、子どもの頃のニキビとは原因も治し方も違います。
ストレスや新陳代謝の衰え、肌の乾燥などから起こる大人ニキビの場合、保湿ケアや刺激の少ない洗顔剤の使用が求められます。また、ライフスタイルの改善にも努めましょう。
なかなか治らない大人ニキビには、専門医の治療が効果的です。ケミカルピーリングやイオン導入、処方薬などの力を借りましょう。
ライター名:鍋谷萌子
3000記事以上の美容記事を手掛けてきたライターです。
「わかりにくいものをわかりやすく」をモットーに、可能な限り、公正な視点・正しい知識でスキンケアアイテムを解説していきます。