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メイク落としはいつやるべき?勘違いしがちなメイク落としのタイミングについて

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毎日のスキンケアやメイク術には気を配っても、メイク落としの正しい方法は知らないという方はかなり多いかと思います。

しかしメイク落としのタイミングとやり方が間違っていると、いとも簡単に肌の老化をもたらしてしまうのです。

そこでメイク落としの重要性と、正しいメイク落とし方法についてご紹介します。

メイクを落とさずに寝るとどうなるのか

仕事でクタクタになって帰宅したときや、飲み会で酔っ払って帰宅して、メイクも落とさずそのまま寝てしまった、こんな経験をしたことはありませんか?

その翌日の顔はかなり悲惨な状態で、自分で自分の顔にショックを受けてしまう、こんなことが起きてしまいます。

なぜメイクを落とさず寝た結果このような状態になるのかというと、肌にとって「メイクは汚れ以上の何物でもない」からです。

そして肌の汚れはメイクをする化粧品だけでなく、汗や皮脂、砂やホコリ、タバコの煙、排気ガスなどさまざまな種類があります。

1日頑張った肌にはこれらが付着しており、落とさずに寝ることはどれだけ肌に負担をかけているかお分かりいただけるかと思います。

つまり、メイクを落とさずに寝ることで、以下のようなトラブルが起こり得るといえます。

◇刺激物質が肌を老化させる
まず、ファンデーションに含まれる成分と皮脂が混ざり、それを放置することで皮脂が酸化して過酸化油脂という肌に対しての刺激物質に変化します。

その刺激物質により、シミの原因とされているメラニンの発生や、毛穴の黒ずみ、シワなどお肌の老化が進んでしまいます。

◇毛穴の開き
メイク汚れによって毛穴が長時間詰まったままになると、汚れによって毛穴が広がっていきます。

また毛穴の開きは皮脂の分泌が過剰になることに加え、毛穴の汚れによって内部で菌が繁殖し、大人ニキビができやすい状態になります。

そして一度開いた毛穴を元に戻すのは難しいので、メイク落としを怠るのは危険といえます。

◇顔ダニの繁殖
顔には常在菌や顔ダニが存在していて、少量なら問題ないものの、大量になると皮膚の炎症を引き起こします。

特に皮脂は顔ダニのエサになるため、メイクを落とさないことで顔ダニが大量に繁殖し、肌荒れを起こす原因になります。

◇ターンオーバーの阻害
そして睡眠は肌の生まれ変わりである、ターンオーバーを促すために必須なのはご存じの方も多いでしょう。

しかし、メイクをしたまま寝てしまうとターンオーバーが行われず、古い角質が溜まり、メイクを落としても肌がくすんで見えてしまいます。

メイク落とししないことがいかに肌に悪い影響を及ぼすか、お分かりいただけたかと思います。

自ら肌の老化をさせているのと同じことなので、どんなに疲れていても眠くても、メイク落としは欠かさないようにしましょう。

メイク落としはいつやるべき?

肌トラブルだけでなく肌の状態を向上させるために、メイク落としの「タイミングが重要」ということをご存じでしたか。

まず、メイク落としをやるタイミングとして、大多数はお風呂に入っているときにする人が多いかと思います。

中には帰宅してすぐやる方や、寝る直前にする方など、人によって異なるかと思います。

しかし肌に最も負担をかけずにメイク汚れを落とせるのは、お風呂を出る前にやるのが正解だったのです。

◇メイク落としはお風呂の最後が良い理由
お風呂に入って真っ先にメイク汚れを落としたいと思われがちですが、お風呂に入ってすぐでは肌に負担をかけてしまいます。

メイク汚れは油汚れに近いため、肌が温まっていない状態ではメイクが落ちにくいので余計な力を入れてしまいがちになります。

つまり、しっかりとお湯に浸かって肌が温まった方が、少ない力で汚れがスムーズに落ちます。

加えてお湯に浸かると毛穴が開くため、汚れを効率的、かつ確実に落とすことができるのです。

ただし注意すべきことは、クレンジングの種類が「濡れた手でも使える・乾いた手でないと使えない」のどちらかによってメイク落としの方法が異なってくることです。

肌に負担をかけないことを選択するのなら、「濡れた手でも使える」タイプのクレンジングを使いお風呂でメイク落としすることをおすすめします。

また帰宅後すぐにメイクを落としたい方は、「乾いた手でないと使えない」タイプのクレンジングオイルなどでメイクだけを落とすようにしましょう。

そして各製品ごとに1回あたりの使用量が決められているので、それより少ない量では肌をこすって刺激を与えてしまいます。

反対に用量よりも多いと、クレンジングそのものが刺激になることや、すすぎ残しの原因にもなるので注意しましょう。

メイク落としの時にしてはいけないNG行為

メイク落としをするタイミングが間違っていなくても、メイク落としのやり方を間違えてしまっては意味がありません。

そこでメイク落としでやりがちな、代表的なNG行為を3つご紹介します。

◇強くこする
頬やおでこは手を滑らせれば汚れは落ちますが、最も落ちにくいのはマスカラやアイシャドウなどのアイメイクです。

特にウォータープルーフ系のマスカラは元々が水に強いので落ちにくく、ついつい手に力を入れてしまいがちになります。

しかし目元の肌を強くこすってしまうと、目尻のシワやたるみ、まつげの減少、刺激による色素沈着などの原因になります。

つまり目元の老化が促進され見た目年齢が上がることにつながり、強くこすることはデメリットしかないといっても過言ではないでしょう。

目元の皮膚に刺激を与えないよう、アイメイクは専用リムーバーを使って強くこすらずにやさしく落とすことがポイントです。

また、マスカラをウォータープルーフ系から、お湯で落とせるものに変えることで刺激を減らせるのでおすすめです。

◇手が汚れたままメイク落としをする
肌に負担をかけないメイク落としで、お風呂の最後にするとお伝えしましたが、その場合は手が汚れていないので問題ありません。

しかし、お風呂に入る前、帰宅後すぐにメイクを落としたいときに、わざわざ手を洗ってからメイク落としをするという習慣がない方も多いのではないでしょうか。

手は見た目以上に汚れていて「別名・菌の運び屋」と言われるほど、数えきれないほどの菌が存在しています。

そのためメイク落としをする前に手を洗わなければ、手に付着している菌を顔に塗り広げることになってしまうのです。

加えて手が汚れている状態でクレンジングを手に取ると、手の汚れによってクレンジングの効果も落ちてしまいます。

◇メイク落とし後に洗顔を再度行う
かつてはメイク落とし後に普通の洗顔をする、「ダブル洗顔」が女性の中での常識と思われていました。
しかし、ダブル洗顔不要なのに洗浄力が高く、保湿効果もある機能的なクレンジングも販売されるようになりました。

ダブル洗顔を続けている方は、クレンジングだけでは本当に汚れが落ちているか不安、また顔を洗った気がしないからという理由の方が多いでしょう。

10代~20代の頃の若い肌であれば、ダブル洗顔をしても問題はなかったかと思います。

しかし年齢を感じ始めた肌のダブル洗顔は、肌への摩擦を与える回数が増えるため肌の老化を早めてしまう原因の1つといえるのです

肌が以前と変わってきたと感じたら、ダブル洗顔不要のクレンジングゲルなどに変えることをおすすめします。

まとめ

メイク落としは肌を美しく保つためには、決して怠ってはいけないものだとお分かりいただけたかと思います。

メイクは女性にとって習慣であるため、肌に負担をかけない正しいメイク落としの方法も同様に習慣付けるようにしましょう。

そして肌は手をかければかけるほど、結果が目に見える形で返ってくるものです。

たとえ肌に年齢を感じ始めたとしても、諦めずに手入れを続けることで美しい肌を保てるようになります。

そのためにスキンケアと同様に、今までのメイク落としの方法を見直してみましょう。

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