アボカドは食べる美容液?効率のいい食べ方とは

アボカドは、サンドイッチの具などとしてよく見かけますが、実は美容に役立つ成分が含まれていることはご存知でしたか。
アボカドをよく食べる文化圏としてはアメリカや、南米チリ、メキシコなどの暖かい地方です。
今回はアボカドがなぜ美容に良いのか、どのようして食べるのがオススメなのかといった点をご紹介します。
これからアボカドを食生活に取り入れてみようと思っている方必見です!食べる美容液と言われている理由がわかりますよ!
アボカドの栄養価
アボカドは森のバターとも言われています。
バターと聞くとなにを想像しますか?
栄養が豊富というだけではなく、カロリーが高いとか油っこいなどというデメリットも思いつくのではないでしょうか。
具体的にアボカドの栄養素をご紹介します。
アボカドは100gあたり187kcalです。
100gあたりといっても想像がつきづらいですが、アボカドの果実の食べることができる部分でだいたい1個あたり140gになるので、1個で262kcalと考えて良いでしょう。
主な栄養分はビタミンEとパントテン酸、脂質です。
脂質というとダイエットの大敵のような気がしますが、アボカドに入っている脂質はオレイン酸やリノール酸です。
オレイン酸やリノール酸は不飽和脂肪酸と呼ばれている油です。
オレイン酸はオメガ9系脂肪酸と呼ばれる不飽和脂肪酸の仲間で、常温だと液体です。
血中の善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールの値を下げるという働きがあります。
菜種油や、落花生油、オリーブオイルなどにも含まれています。
人の体でも作り出すことができますが、オレイン酸はオリーブオイルを摂取するなどして外から取り入れることも可能です。
リノール酸は、オメガ6系脂肪酸と言われており、リノール酸は人体で作り出すことができません。
こちらも、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
コーン油などに含まれています。
ちなみに、ココナッツオイルやバターなどに含まれる油は飽和脂肪酸です。
アボカドが含む脂質も、バターが含む脂質も、同じ油ではありますが、コレステロール値を下げるという働きがある点が違います。
アボカドが持つ美容効果とは
アボカドの美容効果についてみていきましょう。
アボカドは、ビタミンEを始めとするビタミンが豊富なことが特徴です。
ビタミンEは抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的と言われています。
ビタミンEは血流を促進させる作用があり、冷えや肩こり、頭痛などの緩和作用があります。
また抗酸化作用は、体内で過剰に生産された活性酸素と結びつき、除去してくれるという作用です。
活性酸素はシミやシワなどの原因になっているとも言われているので、活性酸素を除去するということはシミやシワ対策にもなりますね。
アボカドのビタミンEが活性酸素を除去したり、血流を良くしたりするので美容に効果的ということです。
また、ビタミンE以外の美容効果については、他のビタミン類が活躍します。
例えば、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどが含まれています。
ビタミンAは抗酸化作用があります。
ビタミンB1は疲労回復効果があるので、美容というよりは疲れた時のお助けアイテムになりそうですね。
ダイエットをしている人に嬉しいのがビタミンB2です。
脂肪の蓄積を予防してくれるという優れものです。
さらに、脂質の代謝も促進してくれます。ダイエットをしているので脂肪分が入っているものは嫌だと思っていても、アボカドは別にしませんか。
脂肪分といってもバターとは別物です。
脂質の代謝を促進してくれるので、ダイエット中の食生活にも取り入れていきたいですね。
ビタミンB6はホルモンバランスを整えますし、ビタミンCは免疫力アップと、コラーゲンの生成を助けてくれます。
美容のためにコラーゲンを摂取する人は多いですが、コラーゲンを頑張って摂取しても、ビタミンCがないと効果半減でもったいないです。
コラーゲンを摂取する人はビタミンCも一緒にとってくださいね。
ビタミンCは加熱に弱いです。アボカドは生でも食べられるので、ビタミンCの補給にも良いですね。
アボカドはミネラル分も豊富です。
カリウム、マグネシウムのほか、コエンザイムQ10もあります。さらに、大人の必要な葉酸の1日分がアボカド1個で補えます。
アボカドは栄養面で万能な食品ですね。
アボカドの食べ方(保存方法)
アボカドの食べ方としてオススメなのは、生で食べることです。
よく熟したアボカドは、包丁を当てて一周し、実をもって回すとぽこっと種が外れます。
皮の部分も、スプーンで実をこそげ取ると簡単に分離できますよ。
アボカドのダイスカットを冷凍したものも売っていますので、自分で剥くのが面倒、自信がないという時は、冷凍アボカドを使うといいですね。
冷凍アボカドは解凍すれば食べられます。
生のアボカドも、そのまま食べられますがお好みで醤油などをかけると食べやすいですよ。
アボカドの実と種を離したら、今日使わない分のアボカドを保存しましょう。
保存する時は偏食を防ぐためにレモン汁で和えてください。
そのままだと酸化して、あっという間に茶色くなってしまいます。
また、アボカドは冷凍してしまっても構いません。
二、三日中に使わないかもしれない時は、冷凍保存をオススメします。
アボカドと相性のいい食材、レシピ
食事としてレシピの中に取り入れるのであれば、サンドイッチが美味しいです。
他の野菜と一緒にパンに挟んで楽しみましょう。
アボカドとエビを組み合わせてもいいですよ。
アボカドそのものは特に主張がある食材ではないので、他の食品とも合わせやすいです。
つまり、アボカドは主役というよりも、しっかり者の端役です。
アボカドは焼いても美味しいです。
ただ、焼くとビタミン類がなくなってしまうので、ビタミン類を残したいのであれば生で食べてください。
焼く場合は、コロッケの具として練りこんだり、ペーストにしたりしてトーストに塗るのがおすすめです。
ペーストにしてパスタに絡めても美味しいです。
アボカドの相性の良い食品は卵です。
ゆで卵と、ダイスカットのアボカドを和えて、胡椒を振るだけでおしゃれな一品が完成します。
ダイスカットのアボカドと、サイコロ状に切った豆腐をわさびじょうゆで和えると和風な一皿の完成です。
アボカドの調理方法は難しくなく、むしろ切ったり和えたりするだけなので簡単です。気軽に取り入れてみてくださいね。
アボカドの本場をイメージしたレシピは、タコスです。
タコスにアボカドのディップを乗せて食べると、南米な雰囲気になります。
タコスはなかなか売っていないのですが、外国の輸入食品のお店に行くと売っていることもありますよ。
アボカドは食べ慣れると美味しいのですが、美味しいあまり食べ過ぎに注意しましょう。
冒頭でもご紹介しましたが、アボカドはカロリーが高めな食材です。食べ過ぎるとどんな食品でも太ってしまいます。
まとめ
今回は、アボカドがなぜ美容に良いのか、どのような成分が含まれているのかという点をご紹介しました。
アボカドの脂質はオレイン酸やリノール酸を含んでおり、美容にも役立つ各種ビタミン類が豊富です。
アボカドはカロリーが高い食材ですが、上手に取り入れることでアボカドパワーを美容に役立てましょう!
名前 いでさや
元システムエンジニア。結婚を機に田舎へ引っ越すことになり、現在は育児の傍ライターとして文章を書いています。